このページに書いてあること(目次)
はじめに。この記事の活用の仕方
こんにちは、ぽこパパです!
ふだん胃ガン治療のあれこれについて記事を書いているのですが、治療の細かい部分までなかなか説明できていないので、治療の経緯について、一度このページにまとめてみることにしました。
「ぽこパパはどんな風に治療したんだっけ?」と気になったときに、読み直してもらえればと思います。
治療の雰囲気や何日くらいで痛みが引いたのかなど、なるべく細かく状況を説明しています。
いま一度に読まなくても結構ですし、ご自身と関係のなさそうな部分については、読み飛ばしてもらってもオッケーです。
みなさんが病院で説明を受ける際に理解しやすくなればと思い、文中では、お医者さんがよく使う言葉については、あえて難しい専門用語のまま書いています。赤字で書かれた用語をクリックすると説明が表示されるので、参考にしてみてくださいね。
また、「こんなときはどうしたの?」「どんな雰囲気だったかもっと詳しく書いて!」などがあれば、できるだけ書き加えていきたいと思うので、ぜひコメント欄にお願いします。
《胃ガン発覚から精密検査まで》
平成27年8月(発覚1ヶ月前)
仕事が忙しい時期だったせいか、胃がムカムカする感じがありました。2週間ほど続いたので胃が傷ついているんじゃないかと心配になり、念のため近所の内科クリニックを受診しました。クリニックには胃カメラがなかったので、胃カメラを撮れる大学病院を紹介してもらいます。
9月(発覚時)
消化器内科で胃カメラを撮ると、撮影したすぐ後で、「怪しい部分があったので、細胞を一部採取しました。生検をして細かく調べます」と説明を受けます。
検査から5日ほど経ってから「検査結果について話すのでご家族と一緒に来てください」と携帯に着信があり、家族と訪れた診察で、「これから精密に検査していきますが、ガンの疑いの強い腫瘍が胃にあります。早期発見と呼べる段階ではなさそうです」と話がありました。
それから2か月ほどの間に、症状や全身への転移の有無を調べるためさらに精密検査を行うことになります。平均すると週に1回ほど病院に足を運び、血液検査、大腸カメラ、レントゲン、CTスキャンを行いました。
また、主治医とは別に、新たに2件の病院でも見てもらいました。
なるべく早く治療をした方が良いと聞かされていたので、予約してから初診を受けるまで2か月ほどかかる「セカンドオピニオン外来」ではなく、かかっている病院で取ったCTやレントゲン、採血データなどをCDに焼いて他院に持ち込み、一般外来として受診しました。
時間をかけられないという状況の中やむなくそうしましたが、セカンドオピニオンを求めるなら、ゼロから検査してもらった方がもちろん良いです。また、他院でのデータを持ち込んで診察をしてくれるかは、病院によって異なります。)
検査の結果、主に次のようなことが分かりました。
- 腫瘍は、胃の噴門の近くにある。
- 生検の結果、腫瘍の悪性度は、ガンだと断定できるクラスⅤ。
- ステージは、ⅡB~ⅢBあたりか?(胃の壁をどの程度まで突き破ってるかが、CTでもレントゲンでも判断しきれないとのこと。)
- 腹膜播種やほかの転移の有無についてもまだ判断が難しく、取り除いた胃と胃周辺のリンパ節を組織診・細胞診に回してみないと分からない。
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現在30歳で1児のパパ。25歳のとき胃にステージⅠBの癌が見つかり、胃のほとんどと仕事を失う。
自分自身が患者として苦しかったことや、それをどうやって乗り越えてきたかなど、胃がん患者やその周囲の人に向けて「今より生きやすくなるためのヒント」を伝えられたらと、ブログを運営しています。