死を覚悟させた胃ガンをきっかけに考えるようになった『自分らしい生き方とお金』についてです。
お金の不安から逃れる唯一の方法は、「お金について知ること」です。知らなければ、お金を望むだけ手に入れることも、お金を気にせず自由に暮らすこともできません。記事の中では、『お金の目標』『お金の役割』『お金の価値』『給料の決まり方』をテーマにお金への理解を深め、最後には「自分らしい生き方」を叶えるために何をすれば良いかについて話しています。
こんにちは!ぽこパパです。
今回の記事は、『お金』についてです。このブログのテーマである『胃ガン』と一見関係がなさそうですが、『お金』という題材を通して、「どのように生きていきたいか」について書いています。病気をきっかけに「ただ生きているのが当たり前」と思わなくなったからこそ思うことです。「あなたが生きる意味」「あなたらしい生き方」について考えたい方に読んでほしい内容です。
このページに書いてあること(目次)
はじめに。お金を集める具体的な目標
みなさんにとって、『お金』とはどのような存在ですか?
「価値がないもの。興味がない」
「暮らしを豊かにしてくれるもの」
「金より大切なものはないだろ!」
さまざまな考え方があると思いますが、どれが間違いということはありません。
お金の価値は誰にとっても公平ですが、その価値の感じ方は人それぞれだからです。(例えば、1円玉を1万円として使うことはできませんが、どう見ても1円ほどのガタクタが1万円で買われることはありますよね。)
続けて、もう一つ考えてみたいと思います。
お金に関して何か目標は持っていますか?
「1億円貯めたい」
「日々生きていける生活費さえあれば良い」
「買いたいものができたときに決めている」
目標なので、これにも間違いというものはありません。
しかし、反対に正解もありません。多くの人が掲げている目標が自分にとっても正しい目標であるとは限りません。
先ほどの目標について、もう少し具体的に考えてみたいと思います。
なぜ「5000万円」でも「2億円」でもなく、「1億円」なのでしょう?
「日々生きていける暮らし」とは、食べるものに困らないことなのか、晩酌くらいのささやかな贅沢がある暮らしのことでしょうか?
買いたいものの値段やお金の価値が変わり、目標が達成できなくなったときはどうするのでしょうか?
みなさん自身で「なぜその目標なの?」と自問自答してみれば、意外と明確な答えを出せないことに多くの方が気付くはずです。僕たちが大好きなお金のことなのに(笑)、僕たちはどうして目標を明確な持っていないのでしょう?
お金を手に入れるためには、お金について「知る」ことが重要
『目標』を明確に持てていない理由は、僕たちがお金についてほとんど知らずにいるからです。知らないものについて現実的な目標が立てられるはずがありません。
お金を魚に置き換えて考えてみるとイメージしやすいかもしれませんね。
「魚を多く捕まえて」と言われたとしましょう。魚のいる場所や捕まえ方を知らないと、一日にどれだけ捕まえられそうか現実的な目標が立てられませんよね。
それでも「少ないよりは多い方が良いから」と、釣り竿も持たずに川に入って水の中に手を伸ばしてみたって、きっと多くは捕まえられないでしょう。たまたまその日は上手に捕まえられたとしても、魚が怖がって棲み処を変えてしまったり、稚魚まで捕まえたせいで長期的には少ない数しか手に入れられないかもしれません。
この場合は、釣り竿を使えば多く捕まえられること、稚魚は還して生態系を保つことを知らなかったせいでこんなことが起こりました。魚が多い場所と釣りという手段を知り、「今日は10匹捕まえる」と明確な目標を持てていれば、「あれ?この方法では目標に達成しそうにないぞ」ときっと途中で気が付けていたはずです。
実際にそんな人を見かけたら、みなさんは「そんな方法じゃ無理だよ」と止めるかもしれません。無計画だと笑ってしまうかもしれませんね。
しかし、「少ないより多い方が良いから」とただお金を集めようとする行動は、川の中にやみくもに手を伸ばしているのと似ている気がしませんか?目の前のお金をつかまえるのに必死になって、お金がどこにあるのか、お金をどうやったら掴めるのかを知らずにいることは、魚のいる場所や釣りという手段を知らずに川の中で奮闘しているようなものです。
お金を手に入れるためにはお金について「知ること」が大切です。その上でやっと達成できそうな「具体的な目標」を立てることができます。
お金について知る第一歩として、まずはお金の役割について一緒に考えてみましょう。
次ページ:『お金の役割』とは?
現在30歳で1児のパパ。25歳のとき胃にステージⅠBの癌が見つかり、胃のほとんどと仕事を失う。
自分自身が患者として苦しかったことや、それをどうやって乗り越えてきたかなど、胃がん患者やその周囲の人に向けて「今より生きやすくなるためのヒント」を伝えられたらと、ブログを運営しています。